■2007.07.12(Thu)
実家がお引越し
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見知らぬ電話から電話がかかってきたと思ったら、昨日お引っ越しをした実家からでした。 昔の実家の私の部屋から相当量のゴミじゃなくて荷物が出て、無事に新しい家に収納されたようでした…。
もう引っ越しちゃったので書いてしまいますが、 うちの引っ越す前の実家は、表参道という、原宿と渋谷まで徒歩で20分いう立地にありました。 高校くらいの頃から住んでいて、雑誌やメディアが「いま原宿では○○が流行っています!」などと 流行ってもいない情報を流して、 ほんとうにそれが社会に浸透していくのを見ていたので、
「風が吹くから桶屋がもうかる」のではなく、 「桶屋が自ら風を起こす」という産業と情報操作のメカニズムを目の当たりにして育ちました。
ファッションと美容のさかんな街でしたが、うつりゆくものとお洒落に興味の無い私は、 無印良品や西友の服を好んで着て、本を好んで読んで、楽器を楽しく弾いて、 近所で買ったケーキの絵を描いて、ゲームやって絵を描いてサイトを作って暮らしていました。 (…だから私は女性らしいセンスが無いのだろうと思う。)
ただ、多くの人が「正しい」と言うことが必ずしも正しくないということを学び、 多数派意見に踊らされなくなり、 自分の目でものを見て、自分のアタマで考えて正しいと思う物事を選び、判断する力を養ったという点では 良い環境だったのでは無いかと、今にしては思います。
最近、大学生くらいの若い人から、30代くらいまで幅広い年代の男性で、 意志が弱くて、周囲の意見に流されて自分の意思が分からない…というような人を多く見かける気がします。
自分で自分の意見を言わないというか、自分の意見が分からないというか、 情報の取捨選択が自分で出来ないというか。 ひとりやふたりだったら気にならないのですが、最近すごく多く見かけるので、 情報が多すぎて、自分にとって正しいと思うものが分からない…というような時代の産物なのかもという気がします。
ゆとり教育の弊害かとも思いましたが、そういった教育を受けていないはずの30代でもそういう人が居るというのは、どういう事なんかしら。 いっぽうで、女性の方がえてして身勝手でワガママで意思が強く、決断力と実行力があるように思います…。
=== 食べ物はどれだ。 | | | |