■2007.05.07(Mon)
3つ子の魂
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G.Wは田舎の山形で「枯山水」を飲んで、「かいもち」を食べて、温泉に入ってきました。
「かいもち」って知ってますか。そば粉を練ったもの(そばがき)のようなんですが、 見た目は焼く前のパン生地のようなもっちりした物体です。 ハシでちぎって口に入れると、ふわっとあたたかくてそばの味がして、 食感は蒸しパンと、団子や餅の生地の間、って感じの不思議な食べ物でした。 そばのつけ汁や、ゴマとくるみのタレや、納豆などをつけて食べるのです。美味しかったです。
私は幼稚園のころ、父の仕事の都合でオーストラリアに住んでいたのですが 当時の私や母親が、山形の祖父母あてに書いたという手紙がいっぱい残っていて、見せてもらいました。
「かわしまのおじいちゃんおばあちゃんおげんきですか。 まぎ(※本名)もおげんきです。すきーうれしかったよ。 それからこんどうまのりにいくんだ。まぎより。 それからこのてがみがかわしまにつくように。」
「かわしまのおじいちゃんおばあちゃんおげんきですか。 まぎもげんきです。どようびはすけーとにいってます。きんようびはうまにいきます。 ときどきままにぴあのおならっています。 さようなら。まぎよりかわしまへ」
「かわしまのおじいちゃん、おばあちゃん、おげんきですか。まぎもげんきです。 わたしはたからものをもっています。かわしまでおくってくださったおはしばこです。 まだあたらしいので、つかわないでときどきながめてます。まぎより」
おげんきですか?って聞いてるのに、 間髪いれず「まぎもおげんきです」って何でしょう。定型句ですか? 「このてがみがかわしまにつくように」ってのもスゴイなー。心の言葉で語りすぎだな。
でも私がオーストラリアに居たのは就学前で、 2月に日本に帰って来て、その年の4月に小学校に入学したので、これらのハガキを書いていたのは最高でも5歳児のはず。 その割には文章上手くないですか?? 最後の手紙では、敬語らしきものも使ってるし。漢字はさっぱり使ってないけど…。
以下は母が書いていたっぽい手紙です。
「magi(※本名)は毎日よく笑い、活発な子供で、今日も男の子を泣かしてました。 でも私がディナー(晩さん)によばれていくと、たいてい十二時、一時ごろになっても寝ないで待っているのです。 とてもいじらしくなります。…」
「…先週友達の習っている乗馬について行った○○(※兄の本名)が、自分も乗ってみてやりたくなり、 子供達の希望で日曜日30分だけ、習うことになりました。(magiは子馬に) magiは私から毎日ピアノを30分ずつ習ってます。 今のところかなり根性があります。その時だけ「ママ」とよばずに「先生」とよびます。…」
懐かしく思うも、どうも今とやってることがあまり変わってない気が……。
=== かいもち。出てきた瞬間、「ガスダンゴ(ドラクエ5の敵キャラ)…」と思いました。 | | |