■2006.03.21(Tue)
ほくほく線に進路を取れ
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新潟・虫川大杉(ほくほく線) 「雪だるま高原 キューピットバレイ」。
私が週に一度サイト管理をしている所のボスは、小児科医の先生でもあるので、 年に1回は患者さんやその保護者の人たちと一緒に旅行に行く企画を立てるんだそうです。 今年は自分も上司に連れられて、スキーツアーに参加しました。
人生初のスキーでしたが、私は中途半端に運動神経が良いようで スクールのマンツーマン指導を受けてみたら、なんとか転ばずにふもとまで滑り落ちることが出来ました (滑るというより、滑り落ちるという感じです。止まって欲しいと思ったところで止まれず、 10mくらい横滑りに滑ってからようやく止まる感じ←この間はかろうじて転ばない)。
その様子を見ていたボスが、夕方16時くらいになって、最上部に登るゴンドラの滑走路にはあまり人が居なくて雪質が良いから滑ろうとか言う話になり、
「私まだ良く滑れないんですけど…」と遠慮しようとしたら
「大丈夫大丈夫、初心者コースだから」と言われ頂上付近まで連れて行かれたものの、
自分の実力をはるかに超える斜面で、コロコロとこけまくりました。 私は「ここより先に行っちゃいけない」という意味で立ってるフラッグに自ら突進してひっかかり、フラッグでようやく止まったりしていました。(←止まらなかったらそのままマンション3〜4階ぶんくらいの高さは転がり落ちていた)
見るに見かねたように、同僚の男性2人が来て、滑り落ちるのを止めてもらったり、滑り方を教えてもらったり、 板を拾ってもらったり、こけた時に助け起こしてもらったりしながら進んでいったのですが、途中で初心者コースにあるまじき凄い絶壁に到着して、
「このまま行けば死ねる…確実に。というか滑走路外に行って、崖から落ちる自信があるッ」と思って滑るのを躊躇して固まってたら、
背後からスキー場を管理しているレスキュー隊員の人たちが、これまた見るに見かねた様子でやって来て、
「申し訳ありませんがナイターの準備のため、お客様には17時までに下山をしていただいています。 スノーモービルを呼びましたので、(私を指差して)乗って下さい。 お連れ様は、お先に行っていて下さい」
…ということで、私だけ、スノーモービルというバイクのようなのの後ろに乗っけられて、ふもとまで下山しました…。(恥)
(いやでも体を傾けて曲がったりして、乗ってる時はかなり楽しかったです。 「魔女の宅急便」に出てくる、トンボが作ったプロペラ自転車の後ろに乗ってるキキの様子を思い出しました)
話はそれで終わらず、ふもとにたどり着いたら、同僚の男性が待っていて 「初めはああいう感じで良いんだよ。もっと上手く教えられれば良かったんだけど…ごめんねごめんねー」と、何やら涙目になって謝られてしまったのでした。
なんでこの人が泣くんだ、私が悪い人みたいじゃん…!(いや悪いんですが)と 気を使わせてしまって情けないやら申し訳ないやらで、こっちの方がエライ恐縮してしまった。
しかしスキーの加速っぷりと言ったら、自分はバランス感覚に任せて足をそろえて滑ったら、ハンパなくどんどん加速していったので 流石に途中で怖くなって、身をひねってこけてました。普通に死を身近に感じました。 私は日曜はリトルの運営委員会やパート練習があって参加できず、月曜の1日しか滑れなかったので、もう少し練習したかったと思いました。 今度はもっと平たいところで滑れるようになりたい…。
さてこのスキーツアーに行っていたのは自分の上司や自分などの職場の人たちを除いては、 20人くらい全てが、脳性マヒ(?)か、自閉症か、拒食症または過食症または登校拒否な人々、およびその保護者だったようです。
脳性マヒか何かの車椅子の患者さんは… 自力でご飯を食べれずトイレにも行けないので、お母さんや周囲の人々が面倒を見ていました。 それがすごくすごく大変なんです。お風呂に入れるのも、男性3人がかりだったり。 私は気が利かないので、あまり良いお手伝いが出来ませんでしたが、 こういう時にとっさに手が出せたり、気のつく人になりたいと思いました。
帰りのバスの中では、ワールドベースボールの日本とキューバ戦で日本が勝つ瞬間を見ました&東京に着いたら既に桜が咲いていました。
世間は春なのに、私は昨日の今日で、首と肩のあたりが筋肉痛です(足は元バレー部経験をいかして、寝る前に念入りにマッサージしたのでさほどでもありません)。うう…。 | | |